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向谷地:まぁ、一つの信じ方というかですね、アルコールにとらわれてしまったりとか、病気になってしまったりとか、本当に小さな過疎の町ですから、その中で生きる、ひとつの在り方というか、まさに信じ方っていうキーワードがいいかもしれませんね。
田口:信じるっていう事は、割とべてるの人たちがよく使うキーワードですよね。とりあえず信じてしまえとかね。そうやって言いますけど、あの信じるっていう事ってね、実はとても難しくて。
なんていうかなぁ、普通私たちが暮らしていると信じられない事ばかり。で、それで生きてるんですよね。浦河に行くと、なぜか信じるっていう事の力っていうか、そういうものがすごくクローズアップされてきちゃうんですけど。あの威力って何なんでしょうね?いつも不思議なんだけど、何で信じられちゃうんですかね?
向谷地:浦河っていうのはにっちもさっちも行かないってとこですからね。やはりこう、多くの皆さんは非常に真面目にあるひとつの実感を伴なって、だからこう信じるとか、信じられるとか、信じようとするひとつの真面目さっていうのがあると思うんです。
私たちは、逆にその信じようと思ってもどこからどう信じていいのかっていう(笑)。そういう事って日常茶飯事起きてくる。だから、信じる前にはやはり一回諦めるっていうひとつのプロセスが必要で。
やっぱり、どこをどうひっくり返しても信じるということが自分たちの中に実感として出てきようなもないような、ひとつの行き詰まりとか大変さっていうのがあった時に、私たちの信じ方っていうのはそのまかせた信じ方、ゆだねた信じ方、私は信じられないけども、まぁなんとかなるよねっていう風な、そういう一種の信じ方、でなんとかなるかどうかっていうまったく保障はないんですけど、まぁそういう信じ方をしてきた。結果にとらわれない信じ方みたいなね。
田口:最初ね、べてるに行きはじめた頃はそれは頭ではわかってたんですけど、ちょっと実感としてはわかんなかったんですよ。あのその底つきさ加減みたいなのがね、うん。
向谷地:そうなんですよね。
田口:うん。
向谷地:その辺をですね少し知って頂いて浦河のことをちょっと紹介するのは下野君にべてるの紹介の歌っていただいて。
下野:はい。あ、歌詞カードがない。
向谷地:歌詞カード忘れて来たそうです。あの、大体こういうパターンなんですよね。こういうことが起きて、信じるですよね。
下野:まぁそうですね。わかりやすい例ですね。
会場:笑
向谷地:はい、今歌詞カードが届きますけど。浦河は、この中に足を運んでいただいた方もいらっしゃるかもしれませんけど、千歳空港から太平洋岸沿いを襟裳岬の方に行って、もう何時間も何時間も列車で揺られ、バスに揺られ、もしかしたらもう通り過ぎたんじゃないかっていうくらいの不安とか諦めとか絶望感が増してくるとやっと町が見えて来るっていう、その絶妙な距離感なんですよね。で、大体その駅前で一回打撃を受けてですね、浦河の駅前が一番こう寂しいんですね。
田口:商店街までずーっと行ったらもう。
向谷地:商店街行くと少し浦河の町もすごいって思うんですけど、昔はあれもなかったですからね。
田口:あぁ。
向谷地:そういう感じです。あ、いいですか。
下野:あ、はい。それでもいい例ができますよね。歌った事ないけど、歌ってみる。信じるとかね。あの、べてるの紹介の歌を、昨日ちょっと寝てないんですけど、眠たそうにして歌います。
♪べてるの家の紹介の歌♪ 作詞・作曲 下野勉
北海道浦河町は 日高の襟裳岬に近い
人口1万6000人の 小さな街です
浦河では昆布がとれます 魚もイカも病気も釣れます
馬もいますし 今ではべてるも名物です
べてるの家の〜♪ 紹介の歌〜♪
べてるがはじまったのは 23年前に秋
街の教会の片隅で 昆布の袋詰めをはじめた
20年前には 10万円の元手で 昆布の産地直送をはじめ 全国に売りました
べてるの家の〜♪ 紹介の歌〜♪
15年前には会社を作り 2002年に作業所は 社会福祉法人になりました
まぐれでなりました
問題だらけのべてるですが すったもんだのべてるですが
地域を助け 地域に助けられ 今にいたってます
べてるの家は いつも問題だらけ〜♪
べてるの家は それで順調です〜♪
靴下が片っぽなくなったと言っては 警察に即電話
フライパンが焦げたと言っては 消防署に即電話
その後、本当に小火が起こって 消防署は相手にしてくれない
燃える 燃える 教会燃える
べてるの家は いつも問題だらけ〜♪
べてるの家は それで順調です〜♪
会場:拍手