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林 園子
自己病名:統合失調症九官鳥型
愛知県名古屋市出身

写真左が林さん。
写真右は、SST(生活技能訓練)の開発者でUCLA教授のリバーマン先生。
大学時代に発症。自分の言葉の行方が気になって、何度も同じことを聞いたり言ったりしてしまう。確認行動がエスカレートすると周囲から孤立した状態になって強迫行動はさらに強まり、大量の服薬と注射への依存状態へと陥る。
2002年、浦河赤十字病院の精神科に転院。自己対処のスキルを獲得するための「当事者研究」を開始。
「幻聴さん」に対しては、当初は「うるさい、黙れ。あっちにいけ。」といって対処していた。浦河に来て、幻聴さんとのつきあい方が上達してきて、丁寧に礼儀正しく対処するという方法を編み出した。
丁寧に対応すると、幻聴さんも、「デブ、ブス、おまえはダメだ」と言ってきていたのが、「デブ、ブス、大丈夫か?」に変り、「よくやってるね」と幻聴さんに褒められるまでになった。
幻聴さんへの対処法としては、幻聴のプロである松本寛(まっちゃん)に相談するのも効果的。「今日、すごい幻聴が聞こえてきてどうしよう」と相談すると、「仲間と楽しい会話をするといいよ」などとアドバイスしてくれる。
研究の成果が出てくるにしたがって講演などにも頻繁に参加するようになり、コーピングスキル(対処技能)の普及の担い手として期待されるなか、2004年11月、心不全のため帰天。36歳。生前、林さんは自分の研究成果がこのスキルバンクに登録され、多くの人の苦労に役立てることを心待ちにしていた。
